中学校で吹奏楽部の部長をしたら推薦もらえた!

息子は中学の吹奏楽部でトランペットを吹いていた。
目立ちたがり屋のバカ。
部長もやってたけど、男子が少ないせいだろうね。

楽器は一応買ってあげた。
吹く楽器だからね、誰が使ったか分からんモノを使うというのが
衛生上イヤだったから。
トランペットは比較的安い方だよね。
それでも30万はかかったよ。

中学校の吹奏楽部は、ちょうどいい先生がきたので
全国大会までいけるようなレベルになった。
全てこの先生のおかげ。
だって、この先生が赴任する中学は必ず全国大会までいく。
指導者って大事だよね。
逆に子どもに才能があったとは思えない。
この先生が指導すれば誰でも上達するような気がする。
今にして思えば、親としては微妙だな。

吹奏楽部の推薦で特待生になれた!

私立高校から特待で推薦の話がきたときには大喜びだった。
本人も親(私)も天にも昇る気持ちだったよね。
そういえば吹奏楽コンクールだけじゃなくて
後輩と二人でアンサンブルの大会にも出て金賞もらったりしてたよね。
考えてみれば実績があったんだ。
もちろん子どもはトランペットが好きだったし
それなりに練習して上達していたんだろうね。
私は聞いても上手いのか下手なのかよく分かんなかったけど。
良い先生とお友達と先輩後輩に囲まれて
中学校3年間、吹奏楽部はいい思い出になった。

吹奏楽部の推薦で進学したのに、部活やめたら退学だろ!

しかし、世の中そんなに甘くなかった。
高校の吹奏楽部はかなりの強豪高で練習量もハンパない。
一番辛かったのは朝練。
毎朝5時起きプラス弁当持参は、親の負担も相当なものだ。
吹奏楽部はブラック部活なんだってね。
そんな話、聞いてなかったよ!
運動部なら分かるけど、強豪高であるがゆえに練習が厳しく
先生が威圧的で生徒はまるで奴隷のようだった。
音楽を楽しむ余裕なんてあるはずもなく
レギュラーの座を奪うためには手段を選ばない。
楽器の演奏技術が上手でも下手でもいじめられる。
人間関係は最悪だった。

スポーツ推薦だったら、ケガでスポーツができなくなる可能性もあるけど
吹奏楽は、そんなリスクもないと思っていたのに
まさかの人間関係が原因で部活やめたいって。

トランペットは好きだけど、今演奏している曲がイヤだとか言い出した。
そりゃあ、吹奏楽部だもの、好きな曲を演奏できるわけないよ。
コンクールの課題曲も先生が決めるし。
今まで中学校の部長として好き勝手してきたからなあ。
自分の意見が通らない環境に嫌気が差してきたらしい。

親子して推薦入試を甘くみていた。反省。
息子はただ受験勉強から逃げられるということしか考えていなかった。
親の私だって受験のプレッシャーから早く逃れられて嬉しかった。
私立高校に行くお金の余裕なんてなかったけど
特待生になれるなんて夢のような話だった。

だけど、今更だけど
よく考えたら、将来どうすんの?
吹奏楽バカで音大に行くほどの腕じゃないし
大学受験を考えているのかどうかも分からない。
音楽コースからも就職できるっていうけど
学校が紹介しているのは、ほとんど女子の就職先ばかり。
いいとこのお嬢さんが集まる学校だったんだ。

息子は浮くよ。
部活の雰囲気がイヤだとか練習がキツイと言い出した。
中学のころはもっと自由だったのに、高校の部活は強制的で
先生が威圧的なんだって。

当然のごとく学校の成績も悪い。
勉強する意欲がない。
いくら推薦だからって、いや推薦だからこそテストで赤点とるなんて許されない。
受験勉強からは逃げられたけど
そのツケが今回ってきてるんだ。
人生楽ありゃ苦もあるさ。