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子供と二人っきりの生活はもっと楽しく幸せなものだと思っていましたが、現実はかなりのストレスで心身ともに疲弊してしまいました。
たまには一人になって自由にしたいなってのがママのホンネです。でも、いざ子供を預けてどこかへ行こうとすると罪悪感に襲われてしまうのです。
一時的に保育園に預けたり、おばあちゃん・旦那・ママ友に預けたり、ちょっとくらいなら気軽に預ける方法はいくらでもあるのです。

子供は母親が育てるべきという固定観念がものすごいプレッシャーでネガティブな感情になってしまうからどうしようもありません。
子育て支援が充実している地域では子供連れで行ける施設もたくさんありますし、映画館でもベビーカーOKの日があったり保育園併設だったりします。
一人になってゆっくりしても頭の中は育児のことでいっぱいで全然リフレッシュできないでいました。PTAの飲み会でも途中で電話がかかってくるし。

そのうち、もう一人で遊ぶのはあきらめてしまいました。子供は大きくなるものだから、もう少しすれば手が離れる、あとちょっとの我慢です。
そんな風に溜め込んだストレスは自分でも驚くほど大きくなって無気力な日々が続いていました。今したいことをしてはいけないというような感情が次々と沸き起こり
何も行動に移せないのです。頭の中ではモヤモヤがふくらんで気分が滅入る一方です。

一人になるよりも友達とおしゃべりしたりショッピングしたりしたいと思うようになりました。子供がいる友達だと子連れでもいいのですが
結局育児の話とお世話に気をとられてしまいます。お互い子供を預けて行こうとすると、これまた予定をあわせるのが難しくなりました。
家の中でも自分が毎日楽しんで過ごせるように工夫することが大切だと思うようになりました。自分の考え方をちょっと変えるということです。

人間を相手にするということは自分の思う通りにはいかないのが当たり前で理想を高く持ちすぎていたんだなあと反省したのです。
潔癖で几帳面という性格もやっかいなのですが何よりもダメだなと感じたのがある種の完璧主義でした。一方で何もしたくないという無気力な状態も続いたのです。
感謝の気持ちが大切だとよく言われますが、無理に感謝しようとしてもそんな気持ちになるはずもなく自分はダメな人間だと落ち込むだけでした。

人生が劇的に変ったのはいい方ではなくつまらない方向で今までと変らず過ごしている旦那との違いに嫉妬したりそんな気分が情けないやら
実家に言ってもまあこんなもんでしょって感じでもっと図々しい性格だったら良かったのに図太い人間の思い通りに世の中は動いているじゃないかと
損ばかりしているような気になりました。実際はそんなことはなかったのですが自分の受け取り方があまりにもネガティブで嫌になってきたのです。

成長のスピードはゆっくりですから気がつかないうちにこんなことも出来ていたんだと嬉しいはずが自分が見逃していたことを後悔したりもしました。
いつの間にか大きくなっていてそれは私の業績ではないのです。他の人のお世話になりながら自然に成長していて親はむしろ見守るだけで精一杯なのかもしれません。
教育熱心のように思われていますが放任しているだけで、やりたいことはできるだけさせてあげたいと思っています。
そのためにはお金が必要でまた稼がなくてはいけないと。この~しなくてはいけないという思考がまた苦しくなる原因なのですがもっと気楽に考えられたらいいのに。

いつでも明るくお洒落で早寝早起きでいたいと支離滅裂なことばかり考えてあれもできなかったこれもできなかったと後悔しながら1日が終わってしまうのが
非常にもったいないのです。今日できることを精一杯したい。無駄がないように生産性だけを求められる仕事をしていると子育てに適応できないのです。
全く相反するものですから。若いころのように体力と気力と情熱でなんとかなってきた時代も終わってしまい体力をセーブしながら妙な不安を抱えて生きています。

日々の生活に流されるだけでこれでいいのかと問われれば何かしたいけど、それが分からないし疲れ果てた心身では何も浮かびません。ゆっくり休養をとることすらためらわれるのです。
自分の気持ちを整理して新たなスタートを切りたい。邪魔する思考、できない理由ばかり思いついてしまう脳ができあがってしまいこの神経回路を壊すことからはじめるしかありませn。
行きにくい時代かといえばそんなことはなく欲しいものは何でも手に入る便利な世の中です。物がありすぎて溢れ返って困ることの方が多いでしょう。

頭の中かから一瞬でもいいから育児のことを追い出してしまいましょう。他のことを考えればいいのです。難しい問題を解いてみてこれが趣味になってしまいそうです。
苦手だった古文漢文の世界に興味を持ち歴史ももっと勉強しておけば良かったと思います。歴史好きな人の話はとても面白く本を読んで夢中になれるのが羨ましいです。
自分の本棚を見てまだ読んでない本もあるのに気がつきました。そういえば本屋さんに行く機会がまったくなくなってしまったのです。

本屋さんは癒しの空間でしたが、近所の本屋さんは潰れてしまいました。小さな本屋さんでも実際手にとってみてみたい時には便利だったのに。
ネットで購入するのは便利ですが、イメージと違うものも多くて途中で投げ出してしまうこともありました。書評もあてになりません。個人の感想は人それぞれです。
自分が直感的に読んでみたいと思った本をすぐに入手できるのは便利ですが大きな本屋さんまでは遠いのでなかなか行けないのです。何でもカタログで買うくせが
ついてしまい、現実の世界から隔離されているような恐怖も感じます。好きな音楽を聞くといっても好みがわからなくなって最近の音楽はさっぱり分かりません。
芸能人でもアイドルでもいいですから何か夢中になれるものが欲しいのです。現実逃避ばかりを繰りかえしながらも自分の世界も大切にしていくことがストレス解消の方法です。
今をもっと大切にしていきたい。趣味に没頭しているときは脳が活性化されているそうで脳や遺伝についても興味がわいてきました。遺伝子検査もしてみたいです。
科学の進歩に貢献している人は本当にすごいと思います。地頭がいいだけでなく精神的なタフさとか思考回路がいいのでしょう。研究する心に尊敬します。