3歳までの子育ての重要性を見聞きする度に母親へのプレッシャーを感じて、自分の子育ては正しいのか?と重苦しい気持ちになってしまいます。
一姫二太郎。二人産めばノルマ達成だよね。ていうか、これ以上無理。
 
上の子がわりと標準的に育っていたのでマニュアル通りともいえますが、2才からトイレトレーニングを始めて3才になったら一人でトイレに行けるようになりました。
もちろん失敗もしたし、かなりのストレスではありましたが、幼稚園に行くまでにはできるようになったので子育てが順調に進んでいたのです。

ところが、二人目の男の子が全くトイレに行きません。トレーニングパンツをはかせてもおしっこをもらして濡れたまま平気でいるのです。
もうすぐ幼稚園なのにと気持ちが焦るばかりで、本人は全然気にしていないのが余計イライラします。
結局、トイレトレーニングの途中で幼稚園入園となりました。

幼稚園の先生に声をかけてもらいながら自分で行くようになったのですが、毎日着替えをたくさん持たせて通園するしかありません。
トレーニングのためにもオムツはしてこないようにと言われました。ありがたいことですが、遠足の時だけはこっそりオムツで行きました。
ママ友から「幼稚園に入ればすぐできるようになるよ」と言われて期待していましたが、2週間たってもできないのでまた焦り始めました。

まさか、このままずっとできないなんてことはないよね・・・
発達障害かもしれないと不安になりました。上の子とくらべて言葉を覚えるのも遅い。女の子はおしゃべりだけど、男の子は言葉を覚えるのが遅いものだよ。
そんな風に思っていましたが、専門の先生に聞いてみると言葉の習得に男女の差はないと言われてしまいました。

あれほど幼稚園に行きたいといっていたのに、入園したら行きたくないと言って門のところで必ず泣きます。
他のお母さんからはかわいいね、羨ましいとまで言われますが、正直疲れるだけです。
子供とべったりの生活からやっと開放されたと思ったのに、トイレトレーニングが上手くいかないことが重くのしかかってきました。

家でのトレーニングは、上の子と同じようにしているのにってまた比べてしまうのが嫌で情けない気持ちになります。
毎日大量のおもらしパンツとズボンとシャツを洗濯しながら、いつまでこんな日が続くのだろうと気分が滅入ってしまうのです。
子育てってもっと楽しいものだと思っていたのに。子供が生まれただけで幸せだと思っていたのに。現実は厳しいです。

どこへ行くにもオムツをたくさん持ち歩き、ママバッグはいつもパンパンでした。
その反動のせいか一人で出かけるときにはできるだけ小さいバッグを持っていきます。必要最低限のものだけ入れて。
靴はいつの間にかヒールのないものばかり。ファッションも限定されてしまったなとしみじみ思いました。

幼稚園では、若いママがキレイにメイクしてヒールの高い靴をはいて、洋服もお洒落で独身のような格好でお迎えに来ています。
自分はそこまでできないなと思い、これがオバサンってことがとがっかりするのでした。お化粧だけはかろうじてしている程度です。

それから1ヶ月ほどして、息子はやっと一人でトイレに行けるようになりました。3才7ヶ月の頃です。長い道のりでした。
二人目の子供ということで、私がかなり手抜きをしていたのが原因でしょう。一人目で全力を尽くし、燃え尽きてしまったのかもしれません。
多少ほったらかしくらいの方が過保護よりいいなんて言葉を鵜呑みにしていました。

トイレトレーニングをしながら私は自分が根性なしだと思い知らされました。こんなことは誰でも当たり前にできるはずだという考えでしたが自分もできなかったんだよね。
私も親に育ててもらったんだから、ちゃんとやらなきゃと。それでも毎日毎日いつになったらできるのかと思いながら生活するのはうんざりした。
一人で自由にできる時間が欲しかった。何か他のことに集中したい。毎日トイレのことだけ考えているなんて嫌。

自分でトイレに行けるようになったきっかけは、友達の家でもらしてしまったとか、失敗して恥をかいて自分でちゃんとしなきゃって思ったときみたい。
友達もみんな苦労して結構愚痴を言っていたけど、愛情だけでお花畑のような育児なんてできないよね。
子供に対する不満も旦那に対する不満もエスカレートしないうちにどこかで吐き出すのは必要だと思う。

思うようにいかないのが子育てだけど、サプライズで嬉しいこともあるよね。ある日突然、いきなり大人になるなんてことはないんだからさ。
毎日の成長がゆっくりで気付かないだけかも知れません。自分もそうだし、みんなそうだよねっていうのがある種の安心感になるならそれでいいじゃない。
まあとにかく立ちションでもいいから自分でやってくれたまえ。トイレ掃除が大変ということもあるけど、パンツ洗うよりはマシだから。

早く大きくなって欲しい。でもずっとこのまま小さいままの方がかわいいのかも。純粋なのは今だけかもしれないね。