物事を何でも先延ばしするのは、我が家の伝統です。
特に母親である私は失敗を恐れるあまり、ギリギリになるまで着手できません。
自分の無能さを思い知らされるのが怖いのです。
当然、小学生の頃から夏休みの宿題を終わらせたことはありません。
普段成績が良かったばかりに、担任の先生はただ驚くばかりでした。
何であなたがやってこなかったの?いつも真面目なのにって・・・
毎日コツコツすることが苦手。
それは子供のころから大人になった今でも変わらない。
そんな人間ばかりだと思っていたけど、計画を立ててきちんと実行できる人もいた。
もう一人の子供。
これが不思議なことに、夏休みの宿題を自力で終了させる子供が生まれたのだ。
トンビがタカを産んだ。
どうやって育てたのか自分でも不思議だけど、言われなくても宿題をきちんとする。
夏休みの前半で全て終わらせて、あとは楽しく過ごす。
理想的でただ感心するばかりだ。
父も母も叔父も叔母もこんな遺伝子は持ち合わせていないはず。
夏休み宿題は締め切りがあるからまだいい。
直前でラストスパートをかける。
そこで達成感を味わえるかもしれない。
内容はともかくとして、自分を限界まで追い詰めて何か新しい力を発揮したような気になる。
でもね、
大人になったら締め切りがなくって、ずっと先延ばしにしてしまうこともあるんだよ。
いつかはやらなくちゃいけない。
でも、今はしたくない。まだしたくない。あーやりたくないってね。
誘惑は多い。楽しいこと。楽な方へ流される。
夏休みの計画を立てて宿題を終わらせるということはすごい才能だ。
一生困らないと思う。
やるべきことをやっていないから、いつも何かモヤモヤしている。
ある意味完璧主義なのかもしれないけれど、とりあえずやるんだ。
中途半端でもいいから、しないよりはやった方がいい。
最初から完璧を目指すから最初の一歩を踏み出せない。
いつまで言ってるんだ、その言い訳?
理不尽なことに怒る時間があったらさっさと片付けておしまい!
頭の中でだけ考えていても時間がもったいないだけ。
これは自分に言い聞かせてるんだけどね。
愛情も何もかも言葉では説明できない。行動で示すほど行動的じゃない。
心配ばかりして前へ進めない性格になってしまったら損失が大きすぎるのだ。
勢いでやればいい。何も考えずに感情のおもむくまま好きなことに情熱を燃やす。
工作もまだ出来ていなかったけど、そもそもそんな宿題に意味はあるのか?
習字も絵画もいやいやしたって何にもならないだろうに。
規則正しく生きつつ休暇もとる。休むときは休む。
本当に何もしないでボーっとしているのはかえって難しいかもしれない。
それでもよく頑張ったと思う。少なくとも私が子供の頃に比べればよくやっていたよ。